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目次
避難ハッチ設置工事
避難ハッチとは?
避難ハッチとは、マンションなどの集合住宅のバルコニーに設置してある避難器具です。
避難ハッチ内には、金属製などの避難はしごが収納してあり、火災などの災害時に下の階に移動して避難するためにはしごが下の階に展開する仕組みとなっています。
この避難ハッチは、上下の階で設置場所がジグザグに千鳥設置されています。
避難ハッチの耐用年数は?
もし、はしごが崩落した時に、階下に人がいると、
重大な事故になりかねないので十分に注意が必要です。
避難ハッチは法定耐用年数が8年とされています。
避難ハッチの設置条件は?
奥行き(間隔)は25mm以上、有効幅(長さ)は140mm以上。
手掛けの中央70mmの部分に、1.0KN(100kgf)の等分布荷重を加えた場合、亀裂、破損、著しい変形等が生じないこと。
上ぶたを90度の開放状態で固定し、荷重を加えても支障が生じないこと。
避難はしごの種類
1.固定はしご | 建物の壁に固定されているはしごです。固定はしごの多くが伸縮式であり、通常は短くされています。 固定されているため非常時に持ち運ぶ手間がなく、すぐに使用できます。 |
2.立てかけはしご | 必要であれば収納場所から取り出し、立てかけて使うはしごです。普段は収納されているため、スペースを省けます。 |
3.吊り下げはしご | 上階から吊り下げて使用する、非金属製のはしごです。箱に収納されているため、設置も省スペースで済みます。 |
4.ハッチ用はしご | マンションのベランダなどに設置される、床(ハッチ)の内部に収納されるはしごです。ハッチを開けることで階下へと逃げる道が確保されます。はしごも備わっているため、すぐに使用可能です。 |
避難はしごの使い方
1.蓋を開ける | 床にあるハッチの蓋を開けます。 このとき、チャイルドロックとしてチェーンがつながれていることがあるので注意しましょう。 ロックを取り外し、次の工程に移ります。 |
2.蓋を固定する | 蓋を完全に開くと、ヒンジを固定できるようになります。はしごや避難口が閉じてしまうと危険ですので、ヒンジを固定されるまで蓋を完全に開ききりましょう。 |
3.はしごを降ろす | ストッパーを外すことで、階下へはしごが降りていきます。 ストッパーは手と足のどちらでも外せます。階下に人がいないかを確認してから降ろしましょう。 |
避難はしごで安全性を確保しよう
避難はしごを使う機会はほとんどないかもしれません。
しかし、設置が義務付けられている建物の場合は、自分で必要性の判断をするのは厳禁です。
万が一、災害が起こったときに避難経路が一方向しかなければ、被害が拡大してしまうリスクが高くなります。
もちろん、使わないまま役目を終えるのがベストですが、それでもいつ何が起こるか分かりません。
安全性を確保しておくことは、建造物の所有者や管理者の義務なので、設置基準に適合している場合は必ず避難はしごを設置して避難ルートを確保しておきましょう。
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